社章の色はどうやってつけているの?
社章やバッジに「会社のコーポレートカラーを入れたい」「ロゴマークの色を表現したい」など、色の入った仕様はどこの会社からも大変人気があります。色の入った社章をご希望の方から、印刷バッジとはどう違うの?ロゴがどう変わるの?などといったご質問を多くいただきます。
そこで今回は弊社の色の入れ方をご紹介します。
■社章やバッジの凹ませた部分に手作業で流し込み
弊社で製作する社章やバッジは、印刷バッジのように金属に直接印刷する加工ではありません。金属工芸工場として創業した技術を生かし、色を入れたい部分にプレス加工をして凹んだ部分に色を流し込む方法で製作をしております。
「色入れ仕上」「研ぎエポ仕上」「本七宝仕上」など、色の入った仕様は全て手作業で色を入れていきます。
2色以上の色入れを行う場合は、絵の具のパレットのように色と色を分けて仕切りが必要になります。(仕切り部分は金属色になります)
人の手で細かい部分に色を入れていくため、印刷物のようなグラデーション表現はできませんが、高級感のある社章やバッジが完成します。
■社章やバッジ 白のかわりにつや消しでロゴ強調
デザインのご要望の中でよくいただくのが「ロゴの背景は白色」という配色です。
白色も他の色と同様に色を仕切る必要があるため、細かいデザインや色数が多いデザインの表現が難しい場合がございます。
そんな時はシルバーの金属部分に「つや消し」処理をして金属面の光沢を抑えると、白っぽいマットなシルバーになります。真っ白にはなりませんが、色部分をより目立たせる事が可能です。
表面の処理について、詳しくはコラムNo.7「つやつや?ざらざら?表面処理について」をご覧ください。
印刷バッジとは違い平面のデザインをそのまま表現することは出来ませんが、色入れ加工で製作することで、社章に厚みがあり、何十年使用しても変色を抑える高級感のある社章やバッジになります。
デザイン等でお悩みの際は担当から無料で提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。